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== 少女真希 ==

少女真希 (30) エリ

裏ろま中男 作品リスト
少女真希 目次

少女真希 (30) エリ

真希は更衣室でパンティをはくと、やっと安心して教室に向かった。

「遅かったな」
すでに教室に到着していた雄次が声をかけた。
「…、なんでもないよ」
雄次に声をかけられた真希は、まさかパンティをはいてましたとは言えないので適当にごまかすと自分の席に着いた。

真希は雄次に声をかけられてもあそこが濡れてないことに気づいた。昨日までの自分なら雄次に声をかけられただけでもはしたなく股間を濡らしていたのに、自分があらためて変わってしまったことを意識して真希はちょっと切なくなった。

雄次は真希の素っ気ない態度にしばらく視線を送っていたが、すぐに担任のエリが来て朝のホームルームが始まった。

藤堂英梨は今年大学を卒業した教師になったばかりの英語教師。幼い見た目のせいか歳が近くて親しみやすいためか生徒に人気があって、エリせんせいと呼ばれていた。

雄次はエリのミニスカをにやけながら眺めていた。しかしそれは雄次に限ったことではなく、たいていの男子生徒はかわいくてスタイルのいいエリに注目していた。

幼く見えるとはいえすでに成人しているエリは10代の生徒たちに大人の女の魅力を感じさせた。きゅっとくびれたお腹の上に存在感を示す豊かな胸が男子生徒たちを魅了していた。一部の生徒はエリの魅力はおしりだと主張していたが、確かに触り心地の良さそうなふっくらした形のいいおしりがミニスカに納まっていた。

学校では常に男子生徒の視線にさらされるエリだったが、その天然な性格はイヤらしさを感じさせず、女子生徒からも人気があった。

先輩教師にエリと同じ名前の佐藤英梨という日本史の女教師がいて、こちらは佐藤先生と呼ばれていた。先生にしておくのが惜しいモデルのような体型でクールビューティという形容がぴったりだった。

しかしエリと比べると媚びるようなイヤラしさを感じさせるところがあって、エリが赴任してからすっかり人気を落としていた。それは佐藤も自覚していて、エリに学校のアイドルの座を奪われた形になった佐藤はなにかあるとエリに難癖を付けていた。

この高校では巻紙方式の時間割を採用しているため、授業ごとに教室を変わることになる。1時間目は英語で雄次と真希は同じ教室のまま授業を受けていた。

「おう」
真希の隣の席に座った雄次は、まだキゲンが悪そうなのでわざと明るく声をかけた。
「…、うん?」
雄次の明るい笑顔に素直になれない真希は、雄次の顔を見ないで応えた。

「おまえ、なんか、今日おかしいぞ」
根が正直な雄次は思ったことをストレートに聞いていた。
「…、おかしい、って?」
真希は自分が悪いことはわかっていたが、わざと突っかかるように聞いていた。

「なんか、あったのか?」
雄次は昨日と態度が違うことが気になって聞いていた。
「…、なにも、ないよ」
雄次の優しさを感じてうれしかったが、それでも素直になれない真希は横を向いて応えた。

「まあ、…、いいけど」
女の子には言いにくいこともあるかもしれない、と雄次はよけいな詮索をしている気がした。フェミニストのような優しい自分の態度が気恥ずかしくなっていた。
「…、うん」
雄次に相談できたらどんなにいいか、でも昨日のことを話したらきっと雄次に嫌われる、と思った真希はなにも言えずにいた。

「図書委員同士で仲イイのは結構ですけど、そろそろ授業はじめてイイ?」
エリが二人に声をかけた。真希が顔を上げるとエリが笑って見ていた。
「…はい、どうぞ」
真希がかしこまって言うと、雄次も席にちゃんと座ってエリの方に向いた。

「じゃあ授業をはじめます」
エリはうれしいそうに言うと
「今日は、…からですね」
教科書を開いた。

教科書を朗読するエリの声が美しい音楽のように聞こえていた。

他の教室から来た生徒は、エリが教科書を朗読するのをウットリしながら見つめていた。他の組の生徒はエリが担任の1年2組をうらやましがったが、エリの授業の時はその鬱憤を晴らすようにエリにギラギラした若い欲望のこもった視線を注いだ。

(31) 約束につづく
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