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== 痴漢電車の女たち ==

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(4)

最初にお読みください(ろま中男3 作品リスト)
痴漢電車の女たち 目次

痴漢電車の女たち
2.まさみの場合(4)化学室の攻防

悩んだからといっていいアイデアが浮かぶとは限りません。何ら解決策が浮かぶこと無く3時間目はやってきました。

今日は化学室で実験をします。火を使うので細心の注意をして安全の確保を図らなければなりません。彼一人にかまっていられないのです。それはわかっているのですが、私は3時間目が始まるまで準備室で悩み続けて煮詰まっていました。

そして悩みすぎた結果、私は開き直っていました。たかだか電車の中でお尻を触られたぐらいのことで大騒ぎするほど、私はうぶな小娘ではありません。教師らしく堂々としていればいいんだという結論に強行着陸しました。

3時間目が始まりました。彼からどんなふうに見られるだろうと考えたりしましたが、教壇に立った私は彼がどこにいるのかすぐにわかりませんでした。座席表を確認してやっと彼がいることがわかりました。彼はクラスで完全に埋没してしまう目立たないタイプの生徒でした。

痴漢という大それたことをしたのがそんな地味な生徒だったことが意外でしたが、枯れた地味女の私と同類だと感じました。そういう同じ部分に彼は引かれたのかもしれないとも思いましたが、自己中心的に関連付けて考えることはいけないのだと思いとどまりました。彼は通学電車で痴漢するような変態少年ですが、とんとご無沙汰だった男性からのアプローチに私は舞い上がっていたことを今更ながら反省しました。

この手の生徒は手間の掛からない子が多く、問題を起こすことはまずありません。つまり痴漢さえ不問にすれば私や学校の立場は安泰だということです。安心した私は緊張感が薄れてしまったようです。生徒たちの実験の様子をみて歩いていた私は、うかつにも彼のグループの机に無防備なまま近寄っていました。気を緩めた私は目立たない彼の様子を眺めて微笑ましくさえ思っていました。

そこでまた事件が起きました。私が横を通り過ぎるとき彼がお尻を触ったんです。びっくりしました。おとなしそうな彼がクラスメイトがいる前でこんな大胆な行動に出たことにです。もし他の生徒に見つかってしまったら、何の特徴もない彼は「変態くん」のレッテルを貼られ、最悪の場合イジメの対象になってしまうかもしれません。

イジメは絶対ダメです。学校の存立自体を危うくする最も避けなければならない不祥事です。私は彼の担任ではありませんが、1年後輩の桜田先生が担任をしています。私と違って生徒から人気があり、優秀な彼女を困らせるなんて絶対にあってはなりません。

ここはやっぱり何もなかったことにするしか無いと思いました。それに不幸中の幸いで彼の痴漢行為に気づいた生徒はいないようです。ここは気づかなかったフリをするのが最上の策だと思いました。しかし別の考えも浮かんできました。お尻を触られたというのは浮ついた気持ちでいた私の思い違いだったかもしれないということです。

そもそも私のお尻なんて同級生に見つかる危険を犯してまで触りたいという上等なモノじゃないはずです。電車に乗っている間、お尻を触られつづけたという先入観で、彼がそんな破廉恥な行動をしたと勘違いしていたかもしれないと自分を疑いました。私は彼の手以外の何かがぶつかったのを、朝の痴漢と結びつけて短絡しまったのかもしれないと思い直しました。

そうだとしたら何も悩むことはありません。それが最も歓迎すべき状況です。何もなかったのが真実だという確信を得たいと強く思いました。確信を得るには実験によって期待する結果を得るしかありません。それで私はまた彼に接近しました。彼の班の実験の進み具合を見るふりをした私は、今度は勘違いの余地が入り込まないように彼の横を通りすぎるのではなく横に立ちました。

しかし望みはあえなく潰えました。横に立つ私に彼はこっそり手を伸ばしてお尻を触ってきました。他の子達から見えないように触っているのが唯一の救いでしたが、この触り方は電車の中で感じたのと同じだと確信しました。それからまた後悔の念に襲われました。私がもう一度触られたいために自発的に近寄ったと、彼を勘違いさせたかもしれないと落ち込みました。

ここで私のすべきことは他の子達に気づかれる前に、平気な顔をしてここを立ち去ることでした。しかし彼の手が突然お尻をギュッと揉んできて動けなくなりました。電車の中でもこんなに強くされたとはありませんでした。胸が激しく動悸して全身が熱くなりました。恋人いない歴イコール生きてきた年数である私は、男性からこんなに熱烈な愛撫を受けた経験がありませんでしたから。

生徒たちに気づかれないうちにこの場を去られければならないと思っても足が震えて動きません。最悪なことに私はだんだんエッチな気分になっていました。湿ったパンティが食い込んだアソコがキュンキュンして、エッチな声が出ないように我慢するのが精一杯でした。後でトイレで確認したらパンティにべっとりとエッチなお汁がへばりついていました。15歳も年下の男子に感じさせられてしまうカラダが情けなかったです。

三代目のバイブ君に貫かれている時以外に、こんな気持になったのは初めてでした。お尻を揉むのをやめないどころかますます力を強める彼をたしなめるように盗み見しながら、私は赤い顔をしてるんじゃないかと自分の心配をしていました。

私を救ってくれたのは1班の青柳さんでした。彼女が「先生、教えてください」と声をかけてくれたおかげで私は山本くんの卑猥な手から逃げることが出来ました。実はその時まで青柳さんの顔をちゃんと憶えてなかったのですが、絶体絶命の窮地から救ってくれた彼女の可愛い顔を私はしっかりと記憶に刻みました。

痴漢電車の女たち 2.まさみの場合(5)につづく

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┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

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