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義姉さんと孝雄 (19)真夏の乱入

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義姉さんと孝雄 目次

義姉さんと孝雄 (19)真夏の乱入

「孝雄さん、お客様みたいです」
救急箱を漁ってアタフタする孝雄を微笑ましく見ていた伊織は、呼び出し音がしたのでドアホンのテレビを覗き込んだ。

「…、げっ」
(誰だよ…、うそっ、真夏?!…、どうしてっ、まずいっ…)
孝雄が肩越しに覗き込むと小さな画面に柿本真夏が笑っていた。住所を教えてないのにどうやって来たのかわからない。お気楽な笑顔に昨日大学の裏手でフェラさせた光景が頭に浮かんだ。いい感じになりそうな伊織との関係が台無しになりそうなKY娘の闖入に孝雄は混乱して激しく動揺した。
「お友達ですか?」
振り返った伊織は狼狽して青くなる孝雄に無表情に聞いた。それは会社に行くときのよそ行きの顔だった。
「え、いや、あ、うん、大学の同級生っ、ただのっ、うん、ただの顔見知りっ、あ、あれっ、アドレス、教えてないのに、なんで、来たんだっ?」
(怒ってる?…、い、いやっ、コイツは、ただの友達だから…)
怒っている表情ではないが、他人行儀で冷ややかな視線が辛かった。男女交際が皆無で修羅場を経験したことがない孝雄はみっともなく取り乱していた。義姉に対して女の子の友達の訪問を後ろめたく感じる必要はないが、好きかもしれないと告白したばかりだったので浮気を見つかった新婚夫の気分だった。
「そうですか、じゃあすぐにお通ししないと」
孝雄と対象的に伊織は落ち着いていた。前髪を留めていたヘアピンを外して会社勤めの髪型になった伊織は濡れたTシャツにカーディガンを羽織って玄関に向かった。

「(おじゃましますっ…)」
(…、ホントに、おじゃまだよ…、伊織さん…、やっぱり、怒ってる?…)
玄関から脳天気な声が聞こえた。いつもの空気を読まないお気楽な調子は孝雄をイラつかせたが、伊織がどんな顔で対応しているかを思うと息子が縮み上がった。
「来ちゃったっ、真夏に会いたくて寂しかったでしょっ」
伊織に事務的に案内されて部屋に入ってきた真夏は照れ笑いしながら「来ちゃった」攻撃をかまし、よけいなことを口走っていた。
「柿本さん、どうしたんですか、急に、あ、そうか、授業のノート、持ってきてくれたんだ、ありがとっ、じゃあ、こっちに」
(どうしたら、いいんだよっ…、そうだ、そうだよ…)
混乱した孝雄はとりあえず思いついたまま真夏の用事を決めつけると、真夏がしゃべる間を与えずに部屋に連れ込んだ。

「キレイな人だね…、誰?…」
部屋に入ると、人並みに可愛い顔から笑みが消えた真夏が聞いてきた。
「…、義姉さんだよ」
初めて見る真夏の冷たい視線に気圧された孝雄だったが、なんとか平静を保って伊織が義姉だと紹介した。もちろん親の再婚相手の連れ子だということは言わない。
「なんだあっ、お姉さんなのっ、真夏、勘違いしちゃたあっ、やだあっ、恥ずかしいっ」
孝雄の複雑な家族環境を全く知らない真夏は伊織を血のつながった家族と勘違いして安心したようで、照れ笑いしてクネクネしていた。

「昨日はアレだけだったでしょ…、だから真夏、もっとチャウくんにしてあげたいな、って思ったの…、だから来ちゃったっ」
いきなり夏物ジャケットを脱いで定番の肩出しキャミ姿になった真夏は、棒立ちする孝雄に寄りかかるとナマ太ももを擦りつけながら鼻にかかった声で囁いた。

義姉さんと孝雄 (20)につづく
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