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== 義姉さんと孝雄 ==

義姉さんと孝雄 (4)混んだ電車で

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義姉さんと孝雄 目次

義姉さんと孝雄 (4)混んだ電車で

「混んでるね…」
孝雄は目の前で減速停止しようとする電車の、ギュウギュウ詰めの車内を怖じけ気味に見ていた。1講目の必修授業がある日でも電車に乗るのは30分以上後なので、こんなに混んだ電車に乗るのは初めてだった。

「そうですね、でも今日はまだマシなほうかもしれません」
しかし毎日の通勤で満員電車に慣れている伊織の声は感情のない声だった。
「そうか…、姉さん、大変だね…」
会社員として社会の第一線で毎日まじめに生きている伊織に対し、腑抜けた大学生活を送っている自分が情けなかった。
「そんなことないです、乗りましょう」
最近弟になった同じ年の男子が落ち込む様子をかわいいと思ったのか、伊織は孝雄の手をとって混みあう電車に乗り込んだ。

(へ?…、うう…、やばいよ…、胸が…)
初めての満員電車は予想以上の混雑ぶりだった。なにより前後左右から押されて伊織と抱き合うように密着していることがどうにもならない目下の悩みだった。見た目以上に大きな胸が柔らかい弾力で押してくるのがどうしようもなく気持ちよくて、いやらしい妄想が浮かんでくるのを抑えこもうする気持ちに反して股間が元気になってしまうからだ。
「孝雄さん、大丈夫?」
肉欲の高ぶりであるモッコリを下半身に押し付けられている伊織は、身の置き所が無さそうに難しい顔をする孝雄を心配そうに見上げた。
「え、あ、大丈夫…、あっ…」
勃起した男性器を押し付けられているのに嫌悪感を見せずに心配してくれる義姉に、申し訳なくてまともに顔が見られなかったが、突然電車が大きく揺れると慌てて手を出して伊織の体を支えた。

「孝雄さん、ありがとう」
押し倒されそうになった女体を懸命に吊革を掴んで支えた孝雄を、伊織は照れたような笑顔で見上げた。
「え…、あ、いや…」
伊織を助けられたことは嬉しいが、無我夢中で出した手がお尻を支えていることに孝雄は焦っていた。お尻の丸みをしっかり包み込んで支える手は、伊織と背中合わせに立つ男性に押されて動かせなかった。
「この電車、結構揺れるんです」
モッコリを太股の付け根に押し付けられているだけでなくあからさまにお尻を触られているのに、伊織は顔色一つ変えずに毎日の通勤電車の大変さを語っていた。
「そ、そうなんだ…、じゃ、じゃあ、姉さん、しっ、しっかり掴まってて」
グレースーツで体型が隠された上半身はあいかわらず大きな胸の柔らかい弾力で押してくるし、手がかってに動き出しそうなほどお尻の感触が気持ちいい。ギュウギュウ詰めの混雑で腕が動かせないのでどうしようもないと心の中で言い訳する孝雄は、こんな人間性を無視した電車でせめて伊織が楽に過ごしてくれたらと思った。
「ありがとうございます、孝雄さん」
黒縁メガネの奥の目が照れたように笑ったと思ったら、伊織は首筋に顔を埋めて抱きついてきた。

「い、いえ…、ど、どういたし、まして」
同年代の若い女性から初めて抱きつかれる体験に孝雄は焦った。頬に押し付けられる頭からシャンプーのいい匂いが漂ってきて鼻腔を妖しくくすぐってくる。聞かれてしまうんじゃないかと不安になるほど胸がドキンドキンと高鳴っていた。

義姉さんと孝雄 (5)につづく
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