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短編 (207) 会社の部下ルミ(1)正体不明のメガネ女子

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短編 会社の部下ルミ 目次

短編 (207) 会社の部下ルミ(1)正体不明のメガネ女子

オレは丹羽晃比児。衣料問屋で営業兼在庫管理兼システム管理兼諸々の仕事をしている。ようするに上司に言われたことなら何でもやる何でも屋だ。30歳になる今年、主任の肩書きをもらった。これまでずっと一人で仕事をしてきたが、会社の業績が上向きのせいか部下に新人が配属された。

一流私大卒の田上ルミという22歳の女性だが、何を考えているか良くわからない女だった。

普段の様子を見ている限り、社会人として通用するレベルの常識はあると思う。積極的な仕事人間ということもないが指示されたことはそつなくこなす。素直で従順というタイプとはちょっと違うが、特に文句を言うこともなく仕事は遅くない。新人としては優秀だと思う。しかしイマドキの女子に見られるキャバクラ的な親しみやすさはまったくなかった。

会社でキャバクラ的な愛想を求めるのもどうかと思うがともかく愛想が無いのだ。顔立ちは整っていて美人だと思うが、いつも無表情でその上黒色セルメガネが隠しているのでよくわからない。スタイルも悪くないと思うが、いつも野暮ったいネズミ色のビジネススーツ着用で体形がよくわからないのではやはり想像の域を出ない。性格も服装同様地味で人付き合いははっきりいって悪い。職場に女性が少ないせいもあるかもしれないが先輩女子社員との付き合いはほどんどなさそうで、昼休みも一人でどこかにいってしまう。

なんでそんなに彼女に興味があるかというと主任であるオレが彼女の指導係だからで、女性として特別興味があるということではない。仕事以外で話をすることはないし、仕事の用事で話しかけたときだってやぶにらみの顔で応えるのでなんだ怖い。それに気がつくといつもオレをにらんでいる気がする。

そんな近寄りがたいオーラで取り付く島のない彼女だが、仕事時間はほぼ一緒にいるわけで気づく事はたくさんある。こういうことを言うとやはり彼女に女性としての興味があるのだろうと言われるかもしれないが、やっぱりオレも男なので若い女性に対して興味が持つのは当然だと思う。それは時折彼女に感じるフェロモンにオレの中のオスが反応するからだろう。

彼女は時々苦しそうにしていることがある。心配になって声をかけたくなるが人を寄せ付けないオーラがそれを許さない。そのとき彼女の見せる表情が妙に色っぽいのだ。「顰に倣う」という中国の故事にもあるが美人は体調が悪くても妖艶だということだろう。体が弱いのかもしれないが、指導係とはいえ健康に関することは個人情報になるのでおいそれと公開はされない。普通に話ができていればそういう情報も入ってくるかもしれないが、彼女は無駄なことは一切言わないので何か健康の問題を抱えているかどうかは謎だ。

こういうことを言うとオレが彼女をいやらしい目で見ていると思われるかもしれないがそうではない。社会人として5年以上やってきて職場での常識くらいは身についている。しかし地味なファッションに身を包んでいても、若い女性ならではの自然ににじみ出る色気につい目いってしまうのは男のサガとしてしょうがない。それは人類の長い歴史の根本であり、オレの中のオスが反応してしまうのは本能なのでどうしようもない。意識的に交流を避けているような彼女だが、配属されて3ヶ月が経過しているので接触の機会はそれなりにあった。

彼女が配属されてすぐのころだった。資料集めを頼んだ彼女が脚立を使って上の棚を探していた時、オレがその横を通りかかるとローアングルから見上げる形になった。ヒザ丈のスカートの中は奥の方までは見えなかったが、太もものナマ肌が見えた。彼女はてっきりパンティストッキングだと思っていたのでニーハイソックス着用は意外だった。

「あっ」
そのとき彼女はバランスを崩したのかオレに倒れ掛かってきた。

短編 (208)につづく
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