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水泳部マネージャー (2)痴女のウワサ

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水泳部マネージャー (2)痴女のウワサ

「いいから来いよ」
教室での猥談がタブーだとわかっている秀典は、意味深な笑いを浮かべて不機嫌そうな幸太を教室から連れ出した。

「おまえなあ」
そこは学校内で唯一男子だけになれる場所、男子トイレだった。男と二人で個室にこもるという情けない状況に幸太はますます不機嫌そうな声を漏らした。

「いいから聞けよ、C組の山本に聞いたんだけど、昨日の朝、痴女に触られたんだと」
トイレには自分たち以外誰もいなかったが秀典は顔を寄せて声を潜めた。
「それがどうした」
朝の満員電車はオッサンリーマンに押しつぶされるつらい時間でしかないチビの幸太は、自分とは無縁のことだと興味なさそうな返事をした。

「山本だけじゃなくて、D組の斉藤やE組の小池もだぞ」
つまらなそうな幸太と対照的な秀典は興奮してきて声のトーンが上がってきた。
「だから、それがなんだよ」
全校で2パーセントの男子なので3人とも顔は知っている。彼らは秀香蘭に合格するのが当然の優等生でその上イケメンの部類なので複数の女子から告白されたというウワサも聞いていた。彼らと自分は違う人種と思っている幸太にとっては他人事であいかわらず不機嫌だった。

「ウワサじゃ、俺たち1年のほとんどは痴女に遭ってるらしいぞ」
「秀香蘭の男子、つまり俺たちは正体不明のエッチなお姉さんに狙われてるんだ」
妙に入れ込んだ秀典は幸太の不機嫌などおかまいになしにノリノリでまくしたてる。

秀典は十人並みの顔でさえない部類なのだか成績は小中を通じてトップを維持した優等生としての自負があり、痴女に遭った同級生に自分が見劣りするとは思ってない。その口ぶりは自分も痴女に遭うのが当然だという一種の優越感さえ滲んでいた。

「そんなのただのデマだろ、もういくぞ」
落ちこぼれ特有のいじけた性根で敏感に秀典の優越感を察知した幸太は、ますます機嫌が悪くなってくだらないホラ話を切り上げて教室に戻ろうとした。
「いいから聞けよ、その痴女が3年にいるらしい」
個室のドアを開けようとする幸太の腕を取った同級生が興奮気味に鼻息を鳴らして迫ってくる。
「3年のお姉様が通学電車でエッチなことしてくれるんだぞ、興奮すんだろ」
自分が満員電車でエッチなことをされる妄想にはまりこんでいるのか、こじんまり股間を膨らませた秀典がスケベ笑いを浮かべていた。

「3年生が…」
3年という単語に美人上級生がしてくれるエッチなサービスの妄想が浮かんだ。惚けたつぶやきを漏らした幸太はドアから手を離した。

子供っぽさが残る1年には苦行でしかない毎日の現実で辟易していたが、実際にお近づきになったことのない3年生には入学前に抱いていた秀香蘭JKの頭脳明晰容姿端麗な近寄りがたい美人のイメージがまだ残っていた。

「そうだよ、すげえだろ」
やっと興味を示した幸太に秀典は上機嫌ではしゃいでいた。
「ど、どうせ、欲求不満の、ガリ勉ブスだろ」
エロホラ話につい乗ってしまったうかつさに若干焦った幸太は、動揺の色が見えるドモリ声で浮ついた妄想を否定した。

「ちがうって、すっげえ美人らしいぞ、壇蜜ばりのエロさだってよ」
うろたえる幸太を追い込むように興奮した秀典はさらにたたみかける。
「壇蜜…」
毎晩お世話になっているセクシータレントを引き合いに出された幸太は、セーラー服を着たエロ美人から痴女される妄想で頭の中を占領された。

「なっ、なっ、興奮するだろっ、オレが痴漢されたら教えてやるからっ」
エロ妄想にはまりこんだ同級生のスケベ面を優越感混じりに眺めた同級生は、自分も近日中に痴女体験するはずだと言わんばかりの口ぶりで個室を出て行った。


「…、はあはあっ、…、うっ…」
ひとり個室に残された幸太は満員電車でセクシータレントに触りまくられる妄想に取り憑かれ、勃起した息子の収まりがつかずに一本抜いていた。
やっちまった…、やべっ…。
欲望をはき出して便座に脱力していた幸太は5時間目のチャイムで現実に引き戻され、あわててズボンを引き上げるとトイレから飛び出した。

水泳部マネージャー (3)につづく
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