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== ブリとブラ ==

ブリとブラ (8)朝からティータイム

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ブリとブラ 目次

ブリとブラ (8)朝からティータイム

「おはようございます」
まだ伊藤の視線がカラダに絡みついているみたいで、教室に入ってもまだカラダの奥が熱くてドキドキしていた唯は、教壇に立つと生徒たちに明るい笑顔で挨拶した。

「先生、どっか行くの?」
「え、なんで?」
ニコニコする唯に最前列の生徒がツッコミを入れた。唯が不思議そうにしていると
「…、カバン」
「あ、持って来ちゃった、えへへ」
呆れたような笑い顔の生徒は唯が肩にかけたカバンを指摘した。

ご主人様…、ボクは幸せ者や…。
そうだな、オマエの思いが通じたんだな…。
教室までブリの入ったカバンを持ってきてしまったのは、いつものオトボケと言ってしまえばそれまでだが、命がけの奉仕の気持ちが通じて一緒に持ち歩いてくれていると、ブリとブラは信じていた。

「えいっ、やったあっ」
HRが終わって唯が教室を出ようとすると、引き戸の横で待ち構えていた生徒が、唯がノーパンとはもちろん知らないが、プリプリプリティーなお尻にタッチした。
「いやんっ、もうっ、学校はキャバクラじゃないのよ」
唯の常ならぬ色気にそそられた悪ガキがついふざけただけなのだが、唯のマヌケな返しに
「キャバクラでも、だめでしょ」
学級委員ののどかがツッコミながら、浮かれる悪ガキを太枠メガネの奥のキリッとした目で牽制した。
「あ、そうか…、えへへっ」
のどかのツッコミに照れ笑いした唯は、そそくさと教室を出て行った。

この、クソガキ、いてもうたろかっ…。
おい、子供のすることだろ…。
あかんっ、こういうやつが、痴漢になって、電車の中で女の人の体をいぢくんねんっ…。
それは短絡だろ…、のどかちゃんはしっかりしてるから、ちゃんとお仕置きしてくれるだろ…。
ん…、まあ、そうやな…、のどかちゃんはエエ子や…。

唯の痴漢被害を忘れられないブリの激高を、呆れ気味に諫めるブラだった。

「唯ちゃん、おはよう」
「ムギちゃん、おはようっ、やったあっ、お腹すいてたのおっ」
唯が音楽準備室に到着すると、お茶会の準備をする女子校仲間の乙吹紬が、ほんわかした笑顔で迎えた。名前はつむぎだがムギの愛称で呼ばれている。

ムギちゃんさんや…、この子も、エエ子やで…。
そうだな、ご主人様のいい友だちだ…。
ふんわりしたお嬢に見えて、実はしっかりしてるはるしな…。
ムギちゃんさんだったら、オレも着られてもいいぜ…。
だったら、ムギちゃんさんちの子になったらどうや…。
それ、さっきの仕返しか、なるわけねえだろ…。

良家の子女でありながらお上品ぶったところがまったくない、どちらかというと天然なムギの性格が唯に通じるところもあって、ブリとブラは好きだった。

「おいしそっ、いただきまあすっ」
「唯、朝ご飯、食べてないのか」
席に着くなりケーキに手を出した唯に、律が渋い笑顔でツッコむ。
「あ、そういえば、忘れてた」
「なにしてんだか、どうせ遅刻ぎりぎりの時間までゴロゴロしてたんだろ」
素のボケで返す唯に、律のツッコミは続いていた。

そういえば、ご主人様、朝ご飯食べてなかったな、オレらがチョッカイ出したからか?…。
キミがクリクリしてはったことか?…。
オマエだって、してただろっ…。
そやな…、あはは…。

「あと澪ちゃんがいれば、高校の時みたいですね」
温かそうな湯気の立つミルクティーを、ケーキにパクつく唯の前に置いてムギがニッコリ笑う。
「澪は1時間目あるからね」
秋沢澪は古文担当のやっぱり女子校からの友人で、1時限目の授業中だ。
「むふーっ、おいひいよおっ、ムギちゃん、好きいいっ」
スイーツに舌鼓を打つ唯が、極楽気分でムギにじゃれついていた。

「んで、唯の話って」
「あっ、そうなのお…、聞いてえ…」
律に促されてやっと本題に入ると、痴漢のおぞましさを思い出して落ち込んだ唯が、ボツボツと話し出した。

ブリとブラ (9)につづく
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