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== 文庫本の彼女 ==

文庫本の彼女 (23)たおやかな奴隷

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文庫本の彼女 (23)たおやかな奴隷

彼女は咳払いに動じる様子もなく、まくり上げられたニットワンピを下げ、透き通るような白いお尻を隠すと、落ち着いた癒し系の空気をまとって、官能小説の読書を再開した。

「これ…、いいですよ」
すましやがって、いけしゃあしゃあと…。
見当違いな復讐心に燃えるオッサンはSM雑誌を取り上げ、荒縄で緊縛されて柔肌を引き絞られた女性のページを開くと、文庫本に執心する彼女の目の前にさしだした。
「?…、あ…」
肉感的な女体に荒縄が食い込み、苦悶の表情を見せる女性の淫猥な写真をチラ見した彼女は、水沢を見てニッコリ笑った。

「これ、いいですよ」
こ、このっ…、
癒し系の従容とした笑顔に思わず顔がゆるみそうになったオッサンは、
キレイだからって、いばんじゃ、ねえぞ…。
かろうじて顔を引き締めると、マヌケにもさっきと同じセリフを口走っていた。

「そういうの、好き?…」
落ち着いた雰囲気に淫靡な空気を漂わせる彼女は、柔らかい肉感的な女体をすりつけるように寄りかかり、水沢を上目遣いに見つめる。
「あ、ああ…、好きだ…」
ぐおおっ…、だ、騙されネエからなっ…。
知的美女がそよがせる秋波に、根こそぎ持って行かれそうなオッサンは、空威張りでかろうじてその場に立ち止まっていた。

「いいわ、お好きになさって…」
キョドりながら虚勢を張るオッサンに、クスッと笑った彼女はうやうやしく頭を下げると、奴隷らしい恭順の姿勢を見せた。
「よしっ、来いっ」
イジめてやるっ…、泣いても、許さんからなっ…
か細い手首を引っ張ったオッサンは、ズンズンと歩いていった。

「おいっ」
コイツ、やっぱり、淫乱だ…。
書店を出た水沢は憎々しい表情を作って、おっとりした癒し系の空気をまとって、優しい笑みを浮かべる彼女に迫った。
「何でしょう」
SM奴隷の役どころを理解している彼女は、ニットワンピのオマタに両手を揃えて、軽くおじぎした。

「あの、変態店長に、色目使っただろ」
誰にでも、股開きやがって…。
店を出るとき、彼女にスケベな視線を向け、いやらしい笑いを浮かべる店長に嫉妬したオッサンは、八つ当たりで彼女に怒りを向けた。

「あ…、申し訳ございません」
子供っぽい怒りをあらわにするオッサンに、彼女はあくまでも落ち着いていて、SM奴隷らしい態度を崩さなかった。
「ゆるさんっ」
このおっ…。
落ち着き払った態度にますます興奮したオッサンは、当たり散らすようにキレイな丸みを見せるお尻に平手を見舞って、スパンキングした。

「ひいっ」
癒し系美女はノーパンのお尻が焼けるような痛みにのけ反り、魅惑的な女体がたよりなく震えたが、
「申し訳ございません、お許し下さい」
不条理なお仕置きにも奴隷らしい態度を崩さず、潤んだ目で上目遣いにご主人様のご機嫌伺いする。

「今度したら…」
調子を合わせてくる美女に上機嫌のオッサンは、フンフンと鼻息を荒くしてニットワンピのスソをまくり上げて、
「コレをまくり上げて、歩かせるからな」
ガーターストッキングが食い込んだ絶対領域のナマ肌をめくりあげ、加虐色情を昂ぶらせながら、羞恥調教をチラつかせていた。

「お許し下さい」
薄暗い路地でハダカの下半身をムキだしにされる、ゾクゾクするような被虐色情にもだえ、うつむいてスソを押さえる彼女に、
いやらしいぞ、このズベタ…。
オッサンは有頂天でさっき放出したばかりの息子を膨らませていた。

キレイだ…、
路地を出ると満月の青白い光が、肉感的な女体の艶めかしい曲線を浮き上がらせる。
ムチャクチャに、
水沢はオスを狂わせるフェロモンをにじませる、オンナ盛りの妖艶な女体を眺めながら、
してやる…。
キチンと積み上げた積み木をぶち壊したくなるような、キレイに飾られたケーキをグチャクチャにしたくなるような、子供じみた興奮に昂ぶっていた。

文庫本の彼女 (24)につづく
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