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新人OL真里 (32)欲望の嵐の後

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新人OL真里 (32)欲望の嵐の後

「…、テツリン、大丈夫…」
真里は息子をむき出しにして床に座り込んだ市田がぐったりして動かないのが心配になって、うなだれた顔をのぞき込んだ。
「…、テツリン、…?」
目を閉じたまま返事をしない市田に真里は不安になる。

ちゅっ、
市田は真里のほっぺにキスすると、
「…、な?んちゃって」
だらしない顔で笑っていた。
「な?んちゃって、って、いつの時代?」
デレデレの市田に真里はあきれたが、一緒になって笑っていた。

「…真里、ごめんな、俺だけイッちゃって」
申し訳なさそうな市田に
「…、そうねえ、真里、…欲求不満で走り出しちゃうかも」
ふざけて笑った。

「そんなことより、早く準備しよ、遅れちゃう」
真里が笑顔を向ける。
「…、そうだった」
市田は息子の始末もそこそこにズボンをはいた。

仮眠所から出てきたふたりがにこやかなのに駅員は安心した。

「良かったです、間に合ったようですね」
いかにも親切そうなおじさんだった。さっきバカ呼ばわりしたことをチョット後悔した。
「…、お世話になりました」
市田は頭を下げて笑った。仮眠室だけあって防音が完備しているらしい。二人が中で何をしていたか、駅員は全く気付いてないようだ。

「…、彼女重大な病気がありまして、本当に助かりました」
本気で心配してくれた駅員に申し訳なくて、適当な言い訳を口にしていた。

「…、救急車、呼んだ方が良くないですか?」
また心配そうな表情を浮かべる駅員に
「いえ、それには及びません、ご親切にありがとうございました」
笑顔で礼を言った。市田をチラ見した真里もにっこり笑って、お辞儀をした。

「…、じゃあこれキップ」
キップを渡して二人はそそくさと駅員室を後にした。

駅を出た真里は
「真里、…重大な病気もちなのね、知らなかったあ」
市田の顔をのぞき込んだ。

「…、ははっ」
市田は笑ってごまかそうとした。
「…、真里の病気、…知りたいなあ」
後ろで手を組んで、市田の顔を見上げた。おしりを突き出すようにして胸を反らす仕草が妙にカワイイ。

「…、カワイイ」
市田は真顔でつぶやいた。
「…、同じ手は食わない」
真里は涼しい顔で見つめている。

市田は真剣な顔で真里の肩に手を置くと
「…、ゴメン、今まで黙ってたけど」
深厚そうな表情を作ってうつむいた。真里は黙って市田を眺めていた。

「…、真里は…、実は、…オレ無しでは一日もガマンできない淫乱女なんだ」
市田が顔を上げて笑った。
「…、バカッ」
真里も笑って市田の腰を、ぱしんとたたいた。
「…、いてっ」
叩かれたお尻を押さえた市田は片目を閉じて笑った。

「送ってくれてありがとう、ホントにうれしかった」
「いくね…、テツリン、スキよ」
肩に手を置いて背伸びすると、ほっぺに、ちゅっ、とキスして、小走りに行ってしまった。

市田はだらしない笑顔で、その後ろ姿を見送った。

新人OL真里 第1部おわり

新人OL真里 第1部あとがき
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