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エロがきコナン (146)不死身の筋肉

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エロがきコナン (146)不死身の筋肉

「手術は、終わりました」
処置室からため息をついて30くらいの医者が出てきた。

「どうですか?」
苑子の顔色をうかがった小野木が大山の容態を聞く。

「どうもこうもありませんよ」
医者はウンザリした表情で小野木を見た。疲労困憊とまではいかないがずいぶん疲れて見える。

「といいますと、大山さんの命は?…」
医者の意図を計りかねた小野木が、大山の安否を尋ねる。

「命に別状ありません、というより元気そのものです、処置中もあれこれ指図してきてうるさいから、しかたなく全身麻酔したんですが、意識が無くなってからも、胸の筋肉がピクピクしてタマが取り出しにくいのはまだしも、歯ぎしりはするし、オナラはするしで、往生しました」

ストレスを吐き出すような医者のセリフに、小野木は筋肉変態体育教師の図々しいほどの生命力にあきれていた。

バケモノの処置に右往左往する医者の様子が浮かんできて、オレは笑い出しそうになるのを懸命にこらえていた。

ハルカは大山の命に別状がないことに安心して、ホッとしたように表情をゆるめていた。

「往生って、死んだんですかっ」
お気楽金持ちお嬢さんは最後のセリフだけ聞いて、希望的観測を込めたセリフを叫んでボケていた。

「だから、死んでませんよ、目が覚めたら、すぐに退院して貰って結構ですよ」
ウンザリした表情を見せる医者は、筋肉バカの顔は二度と見たくないと言いたげだった。

「でも、拳銃弾を胸に受けたんですよね」
命に別状なくても急所に弾丸を受けて、元気というのはにわかに信じがたく、小野木が聞き返す。

「たしかにそうですけど、分厚い筋肉と頑丈な肋骨のおかげで、内臓には一切損傷はありませんでした」
「弾丸を取りだして縫合しただけです、肋骨はひびさえ入ってませんでした、出血量はかなりありましたが、あの人はもうちょっと血を抜いた方がいいくらいですよ」
「呼吸脈拍血圧などのバイタルも全く異常ありません、きっとあの人は殺しても死にませんよ」

まくし立てるように一気に言い終わった医者は、
「そうだ、これ返しますね、証拠品でしょ」
大山の胸から取りだしたタマを堀内に渡すと、さっさと行ってしまった。口径9ミリの弾丸は先端がつぶれていた。

アイツを殺すには戦車砲もってこないと、だな…。
頑丈な肋骨に負けたかわいそうな弾丸を見ながら、不死身の筋肉バカにあきれ果てていた。

「な、大丈夫だったろ」
安心して優しい顔を見せるハルカに、オレは笑顔を見せてやる。

「ええ…」
ニッコリ笑ったハルカの目は潤んでいた。
「あんなやつのために、泣かなくてもいいだろ」
どM美人教師の博愛精神にあきれてつぶやくと
「そうね…、でも、よかった」
涙をぬぐったハルカは、キレイな笑顔で応えた。

「じゃあ、意識が戻ったらすぐに逮捕だね、きっと暴れるから、機動隊に出動してもらった方がいいよ」
オレがふざけて堀内に話を振る。

「そうだね、コナン君、意識のない今のウチに、手錠かけておくよ」
筋肉バカと対峙してその恐ろしさをイヤと言うほど知っている堀内にとって冗談ではなく、弾頭がつぶれた38SPLを握りしめて真剣な顔でうなずいていた。

エロがきコナン (147)につづく
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