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== 真央 ==

真央 (17)着替え

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真央 (17)着替え

自分を取り巻くとんでもないなにかに恐怖する真央はとにかくここを去りたかった。それにはとりあえず男の言うことに従うしかないと思った。自発的な思考のようだが、このとき持ち前の気の強さが影をひそめ、真央は他人のいいなりになるか弱い女になっていた。

「…じゃあ、帰ってもいい?」
男の話が終わったようなので、真央は気弱さを気取られないように精一杯の虚勢を張って聞く。

「そうだね、荷物はここだから…、服、用意しておいたよ」
怪しい提案を真央に同意させたのがうれしいのか、男の口調はくだけた調子で浮ついた様子さえ感じる。真央はカバンを渡された。いつも大学に行くときに持っていくカバンだった。中身も特に問題なさそうだった。大学に出掛ける時か、大学にいる時に拉致されたのか、と考えたが、全く記憶がなかった。

「これ?…」
ハンガーに掛かった服は、いつも真央が着るモノよりずっと高そうに見えた。ツヤのあるワインレッドのワンピースはイブニングドレス風に見える。下着まで用意してあって高級ランジェリーと言った方がふさわしい。

男に散々蹂躙された匂いが染みついているようなキャミを脱いだ真央は、男の視線を気にしてしばし様子をうかがっていたが、男は黙って見ているだけだった。なにもしない男になんだかバカにされたような気がして、ガーターを腰に巻いた真央は大胆に足を広げてレーストップストッキングをムッチリした太ももにズリ上げた。

「あんっ…」
なんだかむしゃくしゃする真央は生地がほとんどないパンティを勢いよく上げすぎて、ぬかるんだスジに食い込ませて恥ずかしい声を出してしまったが、男は穏やかに座って真央の様子を見守っている。なんだか自分が男を誘う淫乱女のような気がした真央は、恥ずかしさで顔を熱くして背を向けたままブラに手を伸ばすと、急いでブラをつけた。

「?…、あっ…」
ちょっと大きめに感じたが、カップにきちんと乳房を納めるとサイズがピッタリだとわかった。こんなコトまで調べ上げられている、と思うとまた恐くなった。ワンピを着るとやはりぴったりで、しかし着慣れないミニワンピにドキドキしたが、カワイイ高そうな衣装になんだかうれしくなってきた。

きちんと服を身につけた真央はさっきまでの恐怖も薄れて、ずいぶん人間らしい気分になっていた。キャミ姿の自分は男に蹂躙された惨めな姿だったが、高級そうなランジェリーと衣装を身につけた自分は男を魅了する大人の女になった気がした。

「気に入ってくれた?…、カワイイよ」
そんな真央の気持ちを見透かしたように、男のうれしそうな声がする。
「…、うん…」
素直に笑顔を見せられない真央だったが、やっぱりうれしくて照れたように横目でチラ見していた。
「そう、よかった、靴もあるから」
モジモジする真央に、男はやはりうれしそうに応える。ワンピと揃いの靴は履いたことのないハイヒールだった。やはりサイズはピッタリだった。

「あっ…、あんっ…」
はき慣れないハイヒールによろけたが、なんとか転ばずに済んだ真央は太ももにキュッと力を入れて、あそこが締まる感じに恥ずかしい声を出していた。

「だいじょうぶ?…、キレイだよ」
黙って見ているだけの男が声をかける。キレイと言われてドキドキする真央は、ボディコンシャスな高級な衣装のカラダをなぞる男の視線を意識して、女体の芯が熱くなってトロけそうな気分だった。

真央 (18)につづく
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