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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (332)今度こそ最期?

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女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (332)今度こそ最期?

「おいしい…」
優が手際よく作った、言い換えれば簡単に作ったカレーは思いの外おいしかった。エリがニッコリして優を見ると
「でしょ…、カレーは得意なの」
優はいつものオヤジ笑いで自慢気だった。

「省吾君なの?…」
楽しい食事が済んでコーヒーを淹れたエリが、さっきまで控えていた質問を口にした。
「…、なにが?」
ヘタレのことなどすっかり頭から消し去っていた優は不思議そうに聞いた。
「相手…」
優も見当を付けていると思っていたエリはその反応が意外だった。

「あ…」
強姦という悲惨な事件から自身の精神を守るために、無意識に犯人の存在を意識から排除していたのかもしれない。あんなヘタレが自分を犯すなどという大それたコトは出来ないという先入観もあったかもしれない。しかしエリから指摘されて強姦犯の一番の容疑者が省吾だと、優は思い当たった。
「私は、彼だと思う…」
虚を突かれたような無表情の優に、エリは申し訳なさそうに言った。そもそも自分が省吾を追い出さなければ、優がこんな目に会うことは無かったはずという負い目があった。

「ありえる…、許せんっ」
強姦された心の傷から立ち直っていた優は、ヘタレ省吾の顔を思い浮かべてカワイイ美少女顔を怒りでこわばらせた。
「落ち着いて…、どうすればいいか、考えましょう」
今にも飛び出して省吾を血祭りに上げそうな優の勢いをなだめようと、エリは低いトーンの声を漏らした。

「どうもこうもないわ、今度こそコロス…、先生だってヒドイ事されたの、忘れたわけじゃないでしょ」
頭に血が上った優はエリに食ってかかる。
「だから落ち着いて、ね…、そうだ、お酒飲む?…、今日は先生、許しちゃう」
いまにも襲いかかってきそうな野獣を優の瞳の中に見たエリは、マゾ気で下半身を熱くしながら、猛獣使いの気分でなだめていた。しかし優に酒を飲ませたら、昨日の二の舞になって慰み者になることは容易に想像できそうだが、あるいはエリのマゾ奴隷の性根が染みついた深層心理はそれを求めていたのかもしれない。

「え、いいの…、もう、先生ったら、話せるっ」
お酒という単語で急に機嫌の良くなった優は、勝手知ったる他人の家でテキパキと酒と氷をテーブルに並べて酒盛りの準備をした。
「手際いいわね…、そうだ、その前にご主…、タダシ君に相談してみない?」
飲んべえ美少女のうれしそうな顔に苦笑したエリだったが、ご主人様に相談するのが一番いいような気がして、舌なめずりしながらグラスになみなみとアルコールを注ぐ美少女に、我ながら名案とばかりに提案した。

「…、そうかもね、いただきま?す」
すでに酒の事しか眼中にない美少女は、どうでもよさそうに応えるとグラスとグイッと傾けた。
「…、あ、もしもし、エリです」
ぷはー、とハデな溜息を漏らして、くう?、としかめた顔をゆるめる優に苦笑しながら、エリはタダシに電話した。

…、そうか、わかった、優に代われ、…。
エリが強姦事件をかいつまんで説明するのを黙って聞いていたタダシは、優に代わるように促した。
「わ、た、し…、由貴ちゃんと仲良くしてるっ?…」
受話器を受け取った優は出来上がったオヤジのようにニヤつきながら、シナを作った声を漏らしていた。

省吾を明日○○駅に呼び出せ、5時くらいでいいぞ、オマエは昼頃来い、服買ってやるから、…。
結局今日のお仕置きが中途半端だと思っていたタダシは、すでに自分の女だと思っている優を犯した省吾を、完膚無きまでたたきのめすと決めた。そのために今度は優をオトリにしようと考えていた。
「うん、わかった…、でも服買ってくれるなんて、優しいジャン、由貴ちゃんには秘密?」
わざと作った色っぽい声になんのツッコミが無いのは不満だったが、今度こそちゃんとしたプレゼントをもらえると勘違いして、機嫌が良くなっていた。

省吾をダマして誘い出すんだから、けんか腰じゃダメだぞ、適当なこと言って、省吾をその気にさせろよ、…。
ふざけて絡んでくる優を無視して、タダシは省吾お仕置き作戦第3弾の段取りを念押ししていた。
「わかってるよ、じゃあね」
突き放したような素っ気ない声だったが、なんだかんだ言ってもタダシを信頼している優は、念押しする文句もたいして意に介さないようにお気軽に応えて電話を切った。

ホントにわかってるのか、…。
レンタルビデオ屋で『伊豆の踊子』を借りて出てきたところにかかってきた電話を、怪訝そうに切ったタダシに、
「優ちゃんですか?…」
これから始まるレンタルビデオデートにワクワクしていた由貴が聞いた。

「ああ、明日出掛けるからな」
タダシは強姦の事は伏せて、由貴も明日着いてくるように言った。
「優ちゃんも、一緒ですか?」
電話の内容を横で聞いていた由貴は二人きりでないのが残念だったが、そんな様子を見せたらタダシが不機嫌になるのがわかっていたので、笑顔を保ったまま聞いた。
「ああ…」
説明するのが面倒くさそうなタダシは曖昧に応えると、すがりついてくる由貴のお尻をまさぐっていた。
「いやん、ご主人様のエッチ…」
優と一緒でも明日も一緒にいられるのがうれしい由貴は、ミニスカの上からお尻をまさぐる手に浮きたった声を上げていた。

女子校生由貴(333) につづく
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