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== 夏日 Ver.A ==

夏日 Ver.A (3)停電

ろま中男3 作品リスト
夏日 Ver.A 目次

夏日 Ver.A (3)停電

ピカッ、ドカン、ガラガラッ
「…、ひゃんっ」
郁子の横顔を一瞬照らしたイナビカリに、腹の底に響くような大音量の雷鳴がすぐに追いかけてきた。全く無防備だった郁子は腰を抜かして床に女の子座りした。花びらのように広がったミニスカから、パンティどころか背中のナマ肌まで見せて、盛大にパンチラしていた。

「…ビックリしたなあ、郁子、大丈夫か?」
電気が消えて薄暗くなった部屋で雅之の声がした。雨は勢いを増して雨粒が屋根を激しくたたき、細かい水しぶきが窓から飛び込んでいた。
「近かったな、停電かな?」
窓から差す鈍い光の中に座り込む後ろ姿に声をかけられて、振り返った郁子は
「ははっ、腰が抜けちゃった…」
キレイに広がったミニスカに手を置いて、照れ笑いを浮かべていた。

「…、立てるか?」
また二の腕をつかまれて持ち上げられた郁子は、ふらつく足で思わず雅之に抱きついていた。たくましい胸に寄りかかった郁子は、押しつけた耳で雅之の鼓動を聞いていた。
「ごめんっ、大丈夫」
あわてて雅之から離れた郁子は、照れくさそうにうつむいていた。耳に残った雅之の鼓動がいつまでも響いて、郁子は雅之に顔を向けられなかった。

「…」
雅之は押しつけられた横乳の柔らかさに、さっき見たパンチラが頭に浮かんできた。口にツバがたまって、無意識に飲み込むと、ゴクンと大きな音が響いた。
「…、えっ」
その音に郁子は思わず振り返って、バツの悪そうな雅之の顔を見た。つかの間目があって、あわてて視線を下げた郁子は、ふくらんだ股間が目に入った。
エッチなこと、考えてるの?、…。
股間をふくらませて変化を示す雅之の男性自身に、気持ちにピンクのモヤがかかってきたのを意識した郁子は
「…きっと、ブレーカーだよ、階下(した)行こっ」
努めて明るく振る舞っていた。

「…気をつけてね」
昼間とはいえ、厚い雲にさえぎられた日の光は弱く、家の中は薄暗かった。雅之は郁子の後ろについて、歩くたびに揺れるミニスカを見ながら、さっき見たパンチラを頭に浮かべていた。
「…、あっ」
エッチな妄想でぼんやりしていた雅之は、つまずいて郁子のお尻にしがみついていた。
「きゃあっ」
ミニスカ越しにお尻のワレメに顔を食い込ませて、ナマ太ももにしがみつく雅之に、黄色い悲鳴を上げた郁子は、女体の芯がざわつくのをなんとなく感じながら、おそるおそる振り返った。

「ちがうっ、つまずいてっ、…わざとじゃないっ、…だって、なっ、暗いしっ、そこで、…ほらっ、わかるだろっ」
郁子の恥ずかしそうな視線にあわてて離れた雅之は、床にひざまづいたまま大げさに身振り手振りして必死に言い訳していた。
「…、ぷっ、…わかってるから」
あまりの慌てぶりに思わず吹き出した郁子は、クスクスと笑っていた。しかし雅之の顔を押しつけられたお尻がムズムズして、太ももに残った指が食い込む感覚が熱かった。
「…そうか、わかってくれたか、…よかった」
郁子の笑い声に救われた雅之だったが、自らの慌てぶりを思いだして、恥ずかしくてうなだれていた。

「…、これ」
ふたりは慎重に階段をおりた。壁の高い位置にあるブレイカーボックスを指さした郁子は、つま先立ちになって懸命に指を伸ばしていた。腕に引っ張られたセーラー服の上衣がずり上がって、ヘソ出しのお腹のナマ肌がまぶしかった。
「おいっ、…これか」
パンチラしそうなミニスカに目を奪われていた雅之は、われに返ってフラフラと手を伸ばす郁子を後ろから支えて、ブレーカーを戻した。隣の部屋の電気がついて、照らされた雅之の横顔を見た郁子は
「…、ありがとう」
恥ずかしそうにつぶやいた。郁子の体の柔らかさを意識した雅之はドキドキしながら、わざとらしくならないようにゆっくりと郁子から離れた。

「…」
なんだか気まずくて、黙って歩き出した郁子の後を、雅之もついていった。階段を上がる郁子にふと顔を上げた雅之は、股間のパンティのシワまではっきりと見た。
「…、見えてるぞ」
目をそらした雅之が、つい口に出すと
「なにが?」
片足を上げてスジの出来た股間をモロにさらした郁子が振り返った。
「…、やだっ」
恥ずかしそうな雅之の顔を見て、その意味をやっと理解した郁子は、あわててミニスカのお尻を押さえると、階段を駆け上がった。

申し訳なさそうにうなだれて、しかしパンチラが頭に焼き付いて離れない雅之が、階段をあがると郁子が待っていた。
「…ゴメンネ、恥ずかしいモノ、見せちゃって」
はにかむ郁子が、とびきりカワイク見えた雅之は
「いやっ、なんだっ、気にするなよっ、…もう、今日、何度も見ているし、オレは、うれしいって、言うか、…」
すっかり舞い上がって、頭に浮かんだままを口にしていた。はっ、となった雅之はとんでもないことを言ってしまったことに気づいて、凍りついて身じろぎもできなかった。

雨はまだ降り続き、ザーという雨音がふたりを包んでいた。

夏日 Ver.A (4) につづく
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