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== 彼女は幽霊 ==

彼女は幽霊 (12) 今度はティーンズ

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彼女は幽霊 目次

彼女は幽霊 (12) 今度はティーンズ

「そんなことより、お買い物に来たんですよね、行きましょう」
セクシー美女に対するジェラシーを指摘されたシメ子は、駅前に来た当初の目的を持ちだしてごまかした。

「あ、そうだった」
ツトムも余計なことを言ったかもしれないと後悔していたので、幽霊のミエミエのごまかしにあっさり乗った。
「どこ行くんですか、外はひさしぶりです、あ、ここのお店いきたいです」
しつこく追求しないツトムの優しさにちょっと嬉しそうなシメ子は、自殺して死んで以来の外出にはしゃいでみせた。シメ子が指差したのは駅前のデパートだった。
「は、ああ…」
そこに行くつもりはなかったが、シメ子の楽しそうな様子にほだされたツトムは言われるままにデパートに入った。

「あ、これかわいい」
シメ子に誘導されてガールズファッションのショップの前に来ていた。女の子っぽい雰囲気になじめず店に入れないツトムの周りに漂うシメ子は、入り口に飾られたカジュアルなセットアップを眺めて上機嫌だった。
「こういうの、好きなんだ…」
最初になんちゃってセーラー服姿で現れたロリコン趣味幽霊が好きそうなヒラヒラした服を見たツトムは、どうてもよさそうな口調でつぶやいていた。
「あ、いい年した幽霊が恥ずかしいと思ってます?」
享年21歳の幽霊にこの手の服は若すぎるという引け目があるのか、シメ子はちょっと拗ねたような口ぶりだった。
「別に…、どんな格好でも出来るんだろ、だったらこれと同じになってみたら?」
徐々に地が見えてきた幽霊がなんだか嬉しいツトムは、幽霊の不思議な力で同じファッションをして見るように勧めてみた。

「え、これだとお尻見えにくいですけどお、いいんですかあ~?、あ、ちょうどよかった」
ツトムの許可が出て嬉しそうなシメ子は軽口を叩いてゴキゲンな様子だったが、ちょうど同じようなファッションの女の子が出てくるのを見ると突然消えた。

「お腹すいちゃいました、パフェ食べましょっ」
店から出てきた少女はツトムを見てニッコリ笑うとパタパタ駆け寄ってきて腕を絡めた。
「え、誰?、あ、シメ子?!」
シメ子とはタイプの違う美少女に突然なつかれて戸惑ったが、少女の顔にシメ子の笑顔がダブって見えると憑依したことに気づいた。
「早く行こうよ、ツトム君っ」
フリフリレースで飾られた胸は結構ボリュームがあって肘が柔らかく圧迫されていた。それをわざと押し付けるようにしなだれかかるセミロングの美少女は、恋人同士のような馴れ馴れしい口ぶりだった。

「ちょっともらっていい?」
見知らぬ美少女に憑依したシメ子に引っ張られて来た店は、やっぱり男だけでは入れないような女の子っぽいパーラーでほぼ全員女性だった。憑依したシメ子に注文されたパフェに手をつけかねていると、小悪魔な笑みを浮かべた彼女がスプーンを突き出してきてつまみ食いされた。
「(おい、この娘、未成年だろ)」
条例が怖いので未成年と関わりになりたくないツトムは、シメ子に憑依されてニコニコする美少女に聞いてみた。
「うふふ、ツトムさん、エッチなこと考えてるでしょ、大丈夫ですよ、この娘、アンちゃんって言うんですけど、ツトムさんと同じで今年から早慶大の学生ですから」
セクシー美女とセックスして一人前の男になったツトムのスケベ心を見透かしたシメ子は、なぜか胸元に大きなスキマがあって谷間が見える胸を強調するように乗り出して笑っていた。
「そうなの?、(じゃあ、同級生ってこと?)」
高校生だと思ってたのでツトムは思わずマヌケな声を漏らしたが、周りの女子の目を気にしてまた小声になった。

「そうですよ、これ食べたら大学行きましょうよ、アンちゃんもそのつもりだったみたいですから」
同級生になるかもしれないと取り越し苦労するツトムを無視したシメ子はセミロング美少女の顔に妖しい笑みを浮かべ、自殺したせいで卒業できなかった母校に誘った。

彼女は幽霊 (13)につづく
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