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== みなしごルリイ パパと呼ばないで ==

みなしごルリイ パパと呼ばないで (15)シスターとお風呂

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (15)シスターとお風呂

「お風呂のご用意が出来ております」
大理石がまばゆいばかりにふんだんに使われた玄関に所在なさげに立ち、どこで靴を脱ぐのかルリイが迷っていると、
「お疲れでしょう、温かいお湯で癒しされてはどうでしょう」
ハデな美人顔に冷ややかな表情を見せる白メイドの恵が、うやうやしく声をかけた。

「お風呂?…」
いきなり?…、
小汚いガキをバカバカしいほどに超巨大で清潔な大邸宅に入れる前に、キレイにしておこうというという白メイドの冷淡な魂胆など、まったく関知しないルリイは
「そうだ、シスターも、一緒に入ろうよ」
でも、ホテルでちゃんと入ってないし、入りたいな…、シスターと一緒に…。
色々ありすぎた一日の疲れをお湯で流すのもいいと思って、屋敷の主人から母親兼教育係を命じられたシスターに甘えていた。

「そうね、そうしましょう」
ルリイとは別の意味で未体験の出来事に翻弄されたシスターも、お風呂に入っていまだカラダにまとわりつく男のみだらな欲望を洗い流したかった。
「どうぞ、こちらです」
シスターの了解を待っていたかのように、レースたっぷりペチコートでかろうじてお尻を隠した、ミニスカ白メイド恵が先に立って歩き出す。

「うわあっ、広いねっ、施設のお風呂の」
すっごいっ、きっれえっ…、
恵に案内された、まばゆいばかりの大理石で囲まれたピカピカの脱衣所で、さっさとセーラー服を脱いでハダカになったルリイは、
「10倍…、20倍以上はあるよ」
25メートル自由形で、競争できちゃうよっ…。
湯気で向こうが見えないくらいだだっ広い大浴場に、スッポンポンの若い女体を隠すのも忘れ、またまた感嘆の声を上げていた。

「そうね」
恵からバス用品の説明を簡単に受けたシスターは、今日初めて男を知った艶めかしい女体をタオルで隠しながら、バスルームに入った。
「すごいお風呂ね…」
風呂の豪華さに見劣りしないオンナ盛りの魅惑的な女体を立たせたシスターは、呆れるくらいの広大さに感心した声を漏らし、すぐにシャワーを浴びはじめた。

「あ、シスター、洗ってあげる」
うわあっ…、シスターたらっ、
小さい頃はシスターにお風呂に入れてもらっていたが、小学校高学年になると小さい子を入れてあげる役割になっていたルリイは、
ないす、ばっでぃっ…。
ひさしぶりの一緒のお風呂にワクワクしていた。
色っぽい、せっくしいっ、だよおっ…。
ご機嫌なお気楽娘は、湯気とお湯の滴をまとったオンナ盛りの柔らかい曲線に見惚れて、妙にはしゃいだ声を上げた。

「そう…、じゃあ、おねがいします…」
シャワーを浴びてまとわりつくけだるい空気を洗い流したシスターは、うれしそうなルリイに寂しそうな笑みで顔を伏せ、イスに腰掛けてスベスベした背中を向けた。
「お願いしますなんて…、他人行儀は、いやだよ」
あれ、シスター、なんかヘン…、やっぱり、不安なのかな?…。
ボディソープをスポンジに取ったルリイは、いつもと違うシスターに戸惑いながら、艶めかしい柔肌から匂い立つ女の色香を潜在意識で感じていた。

「あっ、あんっ…」
ルリイがスポンジを背中に当てると、ビクッと震えた女体から妖しい声が漏れる。
「えっ、ごめんっ、痛かった」
ええっ…、どうしたのっ、シスター??…。
過敏に反応する修道女に思わず後ろに飛び退いたルリイは、今まで聞いたことのないシスターの声に戸惑ったが、女の本能でそれが悦びを感じたときに出る声だと理解していた。

「あっ、違うの」
それが恥ずかしい声だとシスター本人が一番意識していた。豪徳寺に翻弄された官能の時間が頭をよぎったシスターは、
「そうだ、ルリイ、座って、ねっ」
慌てて立ち上がるとルリイを座らせた。

「え、うん…、そうだ、シスターに洗ってもらうの、ひさしぶりだね」
どうしたの、今日のシスター、絶対ヘンだよ…、
いつもとは違うシスターに戸惑うルリイだったが、
でも、聞けない…。
その理由が想像できてしまいそうな気がして、そのことを遠ざけるようにわざと陽気に振る舞っていた。

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (14)新しい家

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (14)新しい家

東高円寺にある某公園の煉瓦造りの正門によく似た自動開閉の門を、ぬめるような煌めきの尾を引いてくぐり抜けた超高級外車は、和洋折衷で節操のない広大な庭園を抜け、大げさすぎる洋風建築の前で止まった。

「ついたぞ、ルリイの新しい家だ」
灯籠やらガス灯風の明かりに照らされた景色を窓からのぞき込んでいたルリイに、日本でも有数の資産家であり実業家の豪徳寺が、車から降りるように促す。

「へ…」
ベルサイユ宮殿って、日本にあったの?…、
月明かりに青白く照らされてそびえ立つ、ギリシャ神殿をバロック様式でアレンジしたような巨大な洋館の前に降り立ったルリイは、
「おっきくて…、そそり立ってる…」
わたし…、ここに、住むの?…。
大きな目をさらに見開き、貧弱な語彙で感嘆し、油断してゆるんだ口元を見せていた。

「旦那様、お帰りなさいませ」
日本の住宅事情を完全に無視した超巨大邸宅にルリイがただただ感心していると、メイドの篠山恵が白メイド姿で出てきて、豪徳寺にうやうやしく頭を下げた。
「ルリイお嬢様、篠山でございます、何なりとお申し付け下さい」
豪徳寺が目配せすると、前もってルリイが来ることを聞いていた恵が、腰のエプロンの前で手を合わせておじぎする。

「は、はいっ…、よろしくお願いします」
この、おネエさん…、
20代半ばに見えるどっちかというとケバいメイクな美女の、萌え系白メイド姿とふわふわペチコートからお尻がのぞけそうな深々したおじぎに、
恥ずかしく、ないのかしら?…。
シレッとした表情を見せるルリイは、心の中で辛辣なセリフを投げかけていた。

「でも、メイドさんがいるなら、シスターは?」
あっ、そうだ…、こんな人がいるなら、シスターが…。
ホンモノのメイドがいるなら、シスターアンジェラの居場所がなくなってしまうと心配したルリイが、豪徳寺を上目遣いに見上げる。
「篠山は食事の世話などをする使用人だ」
不安そうなルリイに豪徳寺は、美少女の体に響くような低い声で応えた。
「シスターには、教育係を兼ねたルリイの母親代わりをしてもらう」
楚々として傍らに立つ修道女をチラ見した大富豪は、なにやら含むような笑いを一瞬見せると、いつものバリトンで改めて彼女の役割を説明した。

「教育係って、ロッテンマイヤーさん!?」
ええっ、シスターが…、
お屋敷の教育係と聞いて、施設で見た某名作アニメの足が不自由な深窓の令嬢と、その教育係を思い浮かべたルリイは
あんなコワイおばさんに!?…。
シスターがあの黒衣の口うるさいオバサンのようになるのかと、おバカな妄想を浮かべて戦慄していた。

「こんなところで立ち話もなんだから、入ろう」
おマヌケな妄想に怖じける愛娘に苦笑した堂々たる紳士は、さっさと宮殿のような大邸宅に入っていった。

「ルリイ、いきましょ」
貧乏施設暮らしに慣れて、あこがれでしかなかったお城のような家に住むという現実感が全くないルリイに、シスターは優しく声をかけて背中を押した。
「うん、シスター…、こわく、ならないでね…」
いまだに名作アニメの妄想から抜け出せないルリイは、優しい笑顔を浮かべるシスターを不安げに見ていた。
「うふふっ、ルリイったら、何言ってるの?」
慣れない環境にいつもの元気な様子を無くしたルリイに、シスターはやっぱり優しく笑いかけていた。

「あ…、えへへっ、ちょっと、緊張してるかも…」
やだ、バカなこと、考えちゃった…、
優しいシスターの笑顔を見ながら、
不安なのは、シスターも同じなのに…。
車中で握ってきた手が震えていたことを思い出したルリイは、
「今晩一緒に寝てもいい?」
でも、シスターと、一緒だもんね…。
その一番近しい人の手を握って軽やかに歩き出し、新しい生活の第一歩を踏み出していた。

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (13)施設とのお別れ

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (13)施設とのお別れ

「シスター、用意しなさい」
男を知らないオンナ盛りのカラダを我がモノにした豪徳寺は身支度を調えると、机に突っ伏してすすり泣きを漏らすシスターに、威厳のこもったバリトンの低い声をかけた。

「う、うう…、な、なにを…、う…、ですか?…」
貞潔の誓願を破り、肉欲に溺れてしまったシスターは、もうここにいられないという思いに悲しい嗚咽を漏らしながら、沈んだ声で問い返す。
「シスターにはウチに来てもらう、我が家でルリイの面倒を見てくれ」
シスターの悲しみなどお構いなしの暴君は、低くこもった声で豪徳寺家でのルリイの世話係を押しつけた。

「え…」
自分の居場所がもうこの施設にはないことを痛いほど感じていたシスターに、選択の余地はなかった。それに逆らったら多額の援助も取り消されるかも知れない。
「かしこまりました…」
シスターは体を起こすとゆっくり振り返り、か細い声で応えた。
「…、すぐに用意致します」
裸に剥かれたカラダが力なく立ち上がり、胸までまくり上げられた修道衣がスルスルと垂れた。乱れた服を直して身だしなみを整えたシスターは、しかし秘肉の亀裂から垂れる欲望の残滓をそのままにして、豪徳寺に丁寧に頭を下げるとルリイの部屋から出て行った。

ゆっくりとした歩調で部屋を出て行くシスターの、初めて男を知ったカラダから漂う淫靡な色香を敏感に嗅ぎ取った豪徳寺は、ニンマリすると院長室へシスターを身請けする話をしにいった。


「じゃあ、ルリイ、元気でね」
「うん…、みんな、ありがと…」
みんなとも、お別れ…、ううん、いつでも来ていいって、言ってたし…、
ルリイは施設の玄関でシスターたちと施設の仲間たちに見送られていた。初老にさしかかった院長の優しい笑顔に明るく応えるルリイは、
でも、シスター、どうしてそこに?…。
豪徳寺の横に控えるシスターアンジェラを不思議そうに見ていた。

院長はシスターアンジェラを連れて行くという豪徳寺に最初抵抗したが、施設の運営に不可欠な多額の援助をフイにはしたくなかった。それに豪徳寺の機嫌を損ねてこれからの援助を中止されるのも避けたかった。

本人はすでに快諾したという豪徳寺の言葉をムリヤリ自分に信じ込ませた院長は、その申し出を受け入れた。

しかしお金のために修道女を差し出すような罪悪感で、院長は玄関先で豪徳寺の横に控えるシスターアンジェラの顔が見られなかった。

「シスター、アンジェラ?…」
すがりついてくる施設の子供たちの悲しそうな顔に見送られ、こぼれそうな涙をなんとかガマンしたルリイは、超高級車の横で控えるイケ面執事の近藤に促されて車に乗り込むと、豪徳寺の隣に座るシスターに声をかけた。

「シスターにはウチに来てもらって、ルリイの面倒を見てもらうことになった、そうですね、シスター」
「はい…、ルリイ、これからも一緒よ、よろしくね」
豪徳寺がそれに応えるとシスターは小さく頭を下げ、ルリイにかすかに愁いを帯びた優しい笑顔を向けた。

「ホントにっ…、でも、いいの…」
シスターが一緒にっ?!…、うれしいっ…、でも…。
シスターアンジェラと離れなくてもいいのはうれしいが、シスターが信仰を捨てて自分のために犠牲になるような気がして、手放しには喜べなかった。
「…、ルリイが心配するコトなんて、何もないのよ…」
ルリイの優しい気遣いに涙がこぼれそうになったシスターは
「お父様に誘って頂いて、私、うれしいんだから」
しかしニッコリ笑って紺ミニスカを押さえる手を握った。

「そう…、じゃあ、シスターとずっと一緒ね」
え…、震えてる?…、どうして?…。
明るい笑顔を見せるシスターの手がかすかに震えているのを敏感に感じたルリイは、しかしそのことを口に出してはいけない気がして、陽気に応えた。
「そうよ、これからお嬢様のお世話をさせて頂きます、よろしくお願いします」
ルリイの表情から動揺を気取られた事に気付いたシスターだったが、冗談めかした口調で明るく笑っていた。

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